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日本で見かけないのに、海外では大人気!「ピックアップトラック」のお話

  • 執筆者の写真: Kendall Lab
    Kendall Lab
  • 6 日前
  • 読了時間: 5分

皆さんこんにちは!「ケンドルラボ」担当・ケン太です。 経営統合が破談したホンダと日産ですが、部分的な協業は進んでいるようですね。 「日産がアメリカの工場で、ホンダブランドのクルマを生産するかも」という報道がありましたが、どんなクルマかと思えばアメリカで人気の「ピックアップトラック」だそうで。 どうやらホンダが持っていないフルサイズの車種とのこと。今後の進展を楽しみにしておきましょう。


今回のケンドルラボは、タイトルの通り「日本ではあまり見かけない」にもかかわらず、海外では人気の高いピックアップトラックに関するお話です。


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世界販売台数で上位にランクイン。海外で売れるピックアップトラック


少し前「X」のタイムラインに「2024年の自動車世界販売台数トップ10」といった画像が流れてきました。 出どころは定かではありませんが、デタラメなデータではなさそうです。 トップ10のうち8車種がSUVとセダンで、残り2車種はピックアップトラック。 身近な場所ではピックアップトラックを見かけないので「意外な結果」という印象を受けました。


ランクインしていた2つのピックアップトラックは「フォード・F-150」と「トヨタ・ハイラックス」でした。 その他のデータもいくつか確認してみると、2023年も前述の2車種がトップ10にランクインしています。 トップ10圏外ではあるものの「シボレー・シルバラード1500」「ダッジ・ラム1500」の名も上位に登場しており、それら4車種の販売台数を合わせると、なんと約200万台にまで達します。 日本以外ではスゴイ人気ですね。


「そもそもピックアップトラックってどんなクルマ?」という方もいらっしゃると思いますので簡単に説明しますと、車体の後ろ側が荷台(屋根なし)になっているクルマです。 乗用車の快適性とトラックの積載性を兼ね備えた「イイとこ取り」がピックアップトラックの魅力です。 仕事に、アウトドアに、ドライブに、幅広い用途を高いレベルでこなしてくれそうですし、何といっても独特のスタイルがカッコイイです。 ただ、本場アメリカのピックアップトラックを日本で走らせるとなると、大き過ぎて苦労しそうですね。


ハイラックスやサニートラックの荷台にバイクを乗せて、あちこちに出かける友人がいるのですが、どちらも「貨物車」という扱いになるため「車検を毎年受けるのが面倒(新車の場合は初回2年)」といった話をしていました。 自動車保険や自動車税などの扱いも乗用車とは異なるので、ピックアップトラックの購入を検討している方はその辺りも頭に入れておきましょう。


現時点で「新車が買える」国内メーカーのピックアップトラック「三菱・トライトン」


はじめに触れた「自動車世界販売台数トップ10」にランクインしている「トヨタ・ハイラックス」ですが、記事作成時点(2025年7月)では国内向けの新車は「生産休止中」となっています。 エンジンの認証手続きに問題があったことが理由です。 いずれ生産・販売が再開されるのは間違いないのですが、その他にどんな国内メーカーのピックアップトラックがあるのかを見てみると、現時点では「三菱・トライトン」だけのようです。 以前は色々な国内メーカーのピックアップトラックが存在していたのに、ちょっと寂しいですね。


三菱・トライトンはまったく新しい車種だと思っていましたが、2005年に初代がタイでデビューしていたのですね。 2代目トライトンはグローバルモデルとして世界各国で販売されたにも関わらず、日本市場へは未導入。 現行の3代目トライトンは2023年にタイでデビューし、翌年の2024年に日本での販売が開始されました。 日本カー・オブ・ザ・イヤー「デザインカー・オブ・ザ・イヤー」、RJCカーオブザイヤー「特別賞」を受賞しています。ちなみに、トライトンを生産するのはタイのレムチャバン工場です。


2.4リッターのクリーンディーゼルターボエンジンを搭載し、三菱自慢の高い走破性を生む4WDシステムと高性能ラダーフレームを採用。 安全・安心なドライブに貢献する運転支援機能「三菱e-Assist」やマルチアラウンドモニターなどの装備も充実しています。 グレードはベーシックな「GLS」と上級モデルの「GSR」の2種類。 三菱らしい力強さを感じる「ゴツイ」「イカツイ」デザインが良いですね!イメージカラーの「ヤマブキオレンジメタリック(GSRのみに設定)」がよく似合います。 レンタカーがあるようなので、機会があれば乗ってみたいです。


トライトンに搭載されるクリーンディーゼルターボエンジンの型式は「4N16」です。 このエンジンには、日本ではJASO DL-1規格の0W30(または5W30)のエンジンオイルが、製造国のタイではACEA C3規格の5W30(または5W40)のエンジンオイルが推奨されているようです。 Kendall(ケンドル)のエンジンオイルをご利用になる場合は「Kendall GT-1 EURO+ 5W30」を選択してください。


海外で人気を獲得している国内メーカーのピックアップトラックの例


日本ではあまり見かけないからといって、国内メーカーがピックアップトラックを作っていないわけではありません。 ハイラックスのトヨタ、トライトンの三菱と同様に、日産、ホンダといった国内メーカーもしっかりピックアップトラックを海外で販売しています。


トヨタには「ハイラックス」のほか、フルサイズの「タンドラ」、ミディアムクラスの「タコマ」があります。 これらは日本でもたまに見かけますね。あまりの大きさと迫力に、つい道を譲ってしまいます。 日産にはフルサイズの「タイタン」、ミディアムクラスの「フロンティア」がありますが、2024年で「タイタン」は生産終了となっています。


アメリカで人気の高いホンダですが、ピックアップトラックはミディアムクラスの「リッジライン」のみ。 リッジラインには4WDのほかFFモデルも存在しています。 冒頭にある通り、ホンダはフルサイズのピックアップトラックを持っていないので、日産にタイタンを生産してもらい、それをホンダブランドで販売するのでは?という噂があります。


国内ビッグ3や三菱のほか、いすゞ、マツダ(いすゞからのOEM)といった国内メーカーが海外市場にピックアップトラックを送り込んでいますし、スバルもピックアップトラックを開発中との噂も。 このように、国内メーカーも海外市場ではピックアップトラックに力を入れていることがよくわかりますね。

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