top of page

去り行くクルマと蘇るクルマ。生産終了のR35 GT-Rと復活のプレリュード

  • 執筆者の写真: Kendall Lab
    Kendall Lab
  • 9月18日
  • 読了時間: 5分

皆さんこんにちは!「ケンドルラボ」担当・ケン太です。 手頃な価格の中古車が大好きな私が過去に所有したクルマのうち、少なくとも3車種が絶版となっています。 なかには1代限りで姿を消した車種もあります。 使い勝手も、乗り心地も、走りも良かったので、同じコンセプトでの復活を待ち望んでいるのですが、その日が来ることはなさそうです。


今回のケンドルラボは、つい先日、生産終了となった日産・GT-R(R35)と、復活を果たしたホンダ・プレリュードについてのお話です。 どちらも日本の自動車史にその名を刻む名車ですね。 それではお話を進めていきましょう。


ree


18年もの歴史に幕を閉じた、世界に誇るスーパースポーツ。日産・GT-R


日本が世界に誇るスーパースポーツとして、その名を世界中に轟かせてきた日産・GT-R。 型式「R35」を愛称とする6代目のGT-Rが登場したのは、今から18年前の2007年のこと。 先代R34までの「スカイラインGT-R」とは異なり、R35からは「日産GT-R」を名乗るように。 クルマに少しでも興味のある方ならご存知の通り、R35 GTRは日産のフラッグシップとして世界的規模で輝かしい歴史を刻んでいきます。


日産の発表によると、生産終了となった2025年8月26日までに製造されたR35 GT-Rは約4万8千台。 製造を担当したのは栃木工場で、9人の「匠」が手作業で、約6時間をかけてエンジン(VR38DETT)を組み立てていたのだそう。 最後の1台は「Premium edition T-Spec」というモデルで、ボディーカラーは「ミッドナイトパープル」。 日本国内で納車されるとのことです。 勝手なイメージもあって意外に感じたのは、日本国内で販売されたのは「全販売台数の37%」であり、6割以上が海外での販売だったということ。 すみません。単なる勉強不足でした…どうかご容赦ください。


R35 GT-Rは2007年のデビュー当時、777万円から購入できたと聞きました。 18年後の2025年モデルは1,444万円から。 ちなみに、最後の1台となった「Premium edition T-Spec」は2,035万円。ファンでもない限り「パッと見」では大きな変化がなさそうですが、18年で中身もスペックも大きく進化・向上しています。 しかし、価格が大幅に上昇したおもな理由は、さまざまな規制強化に対応するための開発コストです。 さらに、日産の経営不振という大きな課題もあって、R35 GT-Rは生産終了となってしまいました。 次のR36 GTRが登場するのは、果たしていつになるのでしょうか?


「ハイブリッドスポーツ」として24年ぶりに復活!ホンダ・プレリュード


去り行くクルマがある一方で、長い眠りから目覚め、復活を果たすクルマもあります。 その一つが、いま話題になっているホンダ・プレリュードです。 2001年に5代目が姿を消してから24年の時を経て、ついに復活を果たしました。 今年2月に開催された「大阪オートメッセ2025」でプロトタイプを見てきましたが、私個人は素直に「カッコいい!欲しい!」と思いました(プリウスには似てません)。


初代ホンダ・プレリュードのデビューは1978年。 初代の多くは海外で販売されたとのことですが、1982年にデビューの2代目、1987年にデビューの3代目はともに、日産・シルビア、トヨタ・ソアラと並ぶ「スペシャルティーカー」「デートカー」として国内でも大ヒット。 ちなみに、初代は日本初の電動サンルーフ、2代目は日本初の4輪ABS、3代目は世界初の4WSを搭載し、デザインだけでなく先進性でも注目される存在でした。


ところが、バブル崩壊とともにクーペの人気は下火になり、プレリュードの人気も下落。 4代目、5代目と2代続けて販売不振に陥ってしまい、残念ながらプレリュードは姿を消します。 じつは私、4代目プレリュードの購入を検討していたことがありました(試乗すると調子がイマイチで断念)。スタイリングだけでなく、インテリアにも惹かれたのでした。


今年9月5日に発売(復活)の6代目プレリュードは、ホンダ自慢のハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載した「スポーツハイブリッド」の2ドアクーペ。 ホンダのスポーツということですから、走りも相当期待できるのだろうと思って調べてみましたら「シビックタイプR」の兄弟なのですね。 シャシーや足回りなどはシビックタイプRと基本的に共通で、味付けはプレリュード独自のものだそう。


復活したプレリュードの大きな魅力の一つが、“レスポンス”と“音”を刺激的なものに仕立てる「Honda S+ Shift(ホンダエスプラスシフト)」という新技術を搭載しているという点です。 某動画共有サイトや自動車メディアなどの自動車ジャーナリストのレビューを見る限り、これが「相当にイイ」ようです。 復活したプレリュードは、ホンダディーラーでレンタカーにもなるようですから、機会があればレポートしてみたいと思います。


最後のGT-R、復活のプレリュードにケンドルのエンジンオイルを使うなら?


惜しまれつつも生産終了となったR35 GT-Rのエンジンは、GT-R専用として生み出された珠玉の名機「VR38DETT」。 指定オイルは最も新しいもので「SN 0W40」になります。 したがって、ケンドルのエンジンオイルをお使いになる場合には「Kendall GT-1 EURO 5W40」が推奨されます。


一方、復活を果たした6代目プレリュードのエンジンは「LFC-H4」で、指定オイルは「SN 0W20」です。 したがって、ケンドルのエンジンオイルをお使いになる場合には「Kendall GT-1 High Performance 0W20」または 「Kendall GT-1 MAX 0W20」が推奨されます。 なお、新型プレリュードのエンジンLFC-H4は、シビックとZR-Vにも搭載されています。 オーナーの方は、ケンドルのエンジンオイルをぜひ一度お試しください。

関連する商品等のご紹介


bottom of page