Kendallの歴史
オイル業界の先駆者
1881年ペンシルベニア州ブラッドフォードに、ウィリアム・ウィル、E.R.・ルーミス、R.H.チャイルドの3人により、軽油や潤滑油ならびにグリースなどの原油を精製するKendall Refining Companyを設立。
Kendall(ケンドル)という名はブラッドフォードに郵便局を設置するため、当時の郵政大臣の名前をブラッドフォードにある小川につけたもので、地域住民にとって親しみがあり、川の近くに製油所が建設されたためKendall Refineryと呼ばれていました。
その後、アメリカ初の石油技術開発センターをペンシルベニア州に設立、冬に使える交換期間を延ばした世界初のオイルを開発しました。現在、航空機用オイルは生産していませんが、ペンズベストモーターオイルは1920年代のパイロットには耐久性と同義語として使われ、ニューヨーク~ロサンゼルス間の飛行をやり遂げた飛行機のほとんどが使用し、ロサンゼルス~シンシナティの飛行レースでも大活躍をしました。
オイル業界の先駆者
Kendall(ケンドル)は、1902年にオリジナルのコーチオイルをスクリュートップの1クォート缶で発売、1928年には世界初の2000マイル(3,200km)オイルとなる“ケンドルペンズベスト”を全米で販売しました。
当時では通常のクランクケースオイルの耐用期間である500~1000マイルを大きく上回る性能をアピールするため、V字の2本指ロゴを広めたのです。
その後も、オールウエザー対応のマルチグレードオイル、デュアルアクションオイル、レーシングオイルといった画期的な製品を市場に投入。
エンジンオイルのパイオニアとして、オイル業界をリードし続けています。
140年になろうとするKendall(ケンドル)の歴史を振り返れば、誕生当初より市場や顧客ニーズを先取りすることに成功するとともに、顧客にハイクオリティで高性能な製品を提供することが重要な使命でもありました。
Kendall(ケンドル)はこれからも、さまざまなニーズに対応するため、製品や技術の開発を続けてゆきます。
Kendall (ケンドル) の歴史
1881
ペンシルベニア州ブラッドフォードにKendall Refining Companyを設立。(この年には、アメリカ赤十字の設立、国際電話での会話が成立、OK牧場でのガンファイトなどがあった)
1902
オリジナルコーチオイルをスクリュートップの1クォート缶で発売。
1928
2000マイル(3,200km)オイルのケンドルペンズベストを発売。
同時に2本指のロゴを広める
1933
Kendall(ケンドル)が品質・性能保証する工場充填の缶を、世界で最初に開発し全国的に販売。
1942
第2次世界大戦のために鋼板が不足しガラス瓶入りの製品を製造。
1953
初のオールウエザー対応マルチグレードオイル“SuperB SAE10W-30”を発売。
1959
“デュアルアクションオイル”を発売。
1960
“GT-1 レーシングオイル”を発売。
1978
独自の白のプラスチックボトル“Fun-L-Fil”を発売。
1990
リサイクルプラスチックを使ったプラスチックボトルを製造。90年代初頭より過走行車用エンジンオイル“ヴィクトリー10W-50”を導入。
2004
シンセティックブレンドのエンジンオイルでILSACのグレードをすべて取得。
2010
GT-1®シリーズにLiquid Titanium®を新配合。ロゴをリニューアル。
2020
GT-1(R)シリーズは、新たな添加剤システム「LiquiTeK(リキテック)」へアップグレード。