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2025年の上半期に「1番売れた人気のクルマ」は?ランキングをチェック

  • 執筆者の写真: Kendall Lab
    Kendall Lab
  • 5 日前
  • 読了時間: 5分

皆さんこんにちは!「ケンドルラボ」担当・ケン太です。 大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲」で開催された「EXPO2025大阪・関西万博」。 4月13日の開幕からちょうど半年後の10月13日に閉幕しました。 会場に足を運び、もっとも印象に残ったのは「大屋根リング」。 世界最大の木造建築物だけあって、そのスケールはケタ違い。 ユニークなパビリオンが建ち並ぶ非日常的な風景を眺めながら、リングの上を1周(2025m)したことがとても良い思い出に…。 「通期パスを買って、何度も行けば良かった!」と激しく後悔しています。


今回のケンドルラボは、大阪・関西万博の開催期間とほぼ同時期の2025年4月~9月の半年間に「日本で一番売れたクルマは何だったのか?」をチェックしてみます。 10月6日に発表された、2025年上半期のデータを見ながらお話を進めます。


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まずは「1番売れた軽自動車」をチェック。やっぱり「王者」は強かった!


それでは早速、全国軽自動車協会連合会の「2025年4月~9月軽四輪車通称名別新車販売確報」にある「乗用車ベスト15」をチェック。 「人気の軽自動車」上位5車種は以下のようになります。


1位/ホンダ・N-BOX/97,958台/前年比95.8%

2位/スズキ・スペーシア/79,805台/前年比99.5%

3位/ダイハツ・ムーヴ/60,513台/前年比337.1%

4位/ダイハツ・タント/55,165台/前年比101.8%

5位/スズキ・ハスラー/43,346台/前年比100.6%


軽自動車の販売台数1位は、軽ハイトワゴンの王者「ホンダ・N-BOX」でした。 モデルチェンジ(現行は3代目)からちょうど2年が経過したN-BOXですが、軽自動車の販売台数で10年連続1位(四輪総合でも4年連続1位)を記録している超人気車種だけあって、2025年の上半期も依然としてトップを快走しています。 前年比の数字を見ると、モデルチェンジから時間が経っていることや、ライバル車の追い上げが気になるところですね。


2位は「スズキ・スペーシア」。人気の理由は、スペーシアという車名通りの「広々とした室内空間」にあります。 実車を見る機会が何度かありましたが、他車とのサイズに大きな違いはないハズなのに、たしかな「ゆとり」が感じられました。 N-BOXにはないマイルドハイブリッドの設定があることも、スペーシアが選ばれる大きな理由のひとつですね。


3位にランクインしたのは「ダイハツ・ムーヴ」です。 前年比で約3.4倍の販売台数となった理由は、6月のフルモデルチェンジの影響でしょう。 これまで、ムーヴのドアはすべて一般的な「ヒンジドア」でしたが、今回のフルモデルチェンジで「スライドドア」が標準装備となりました。 もともと販売台数ランキング常連のムーヴですが、まさか同じダイハツのタントを抜いてしまうとは。 やっぱり人気(需要)ありますね、スライドドア。


4位以下の顔ぶれを一通り見てみると…タント、ハスラー、ワゴンR、アルト、ルークス、デリカミニ、ミラ、ジムニー、タフト、デイズ、N-WGN、エブリィワゴンと続いており、街でよく見る軽自動車が勢揃いしていますね。


「1番売れた登録車(5/3ナンバー)」もランキング常連の「あのクルマ」


続いて「登録車」のランキングを見てみましょう。 こちらは日本自動車販売協会連合会の「乗用車ブランド通称名別順位」のデータをもとにしています。 まずは上位5車種をチェックしてみます。


1位/トヨタ・ヤリス/75,349台/前年比103.1%

2位/トヨタ・カローラ/62,852台/前年比81.6%

3位/トヨタ・ライズ/50,111台/前年比194.0%

4位/トヨタ・ルーミー/48,712台/前年比113.6%

5位/トヨタ・シエンタ/46,816台/前年比79.8%


ご覧の通り、トップ5はすべてトヨタ車でした。 トップ10までを見ると「ホンダ・フリード」が6位、「日産・ノート」が10位にランクイン。 トップ20までの13車種をトヨタ車が占めています。 「トヨタ1強」といわれて久しいですが、これはちょっと強すぎでは?


1位のヤリスについて、複数の自動車関連メディアの評価を確認してみたところ「低燃費」「走行性能」について軒並み高評価を得ています。 「燃費が良くて、よく走る」ならランキング1位も納得です。 しかし、実際に走っている姿を見ることは多くないような…と思ったら「ヤリスクロス」との合算なのですね。 ヤリスクロスには乗ったことがありまして「売れて当然」と思いました。 あのサイズ感、普段づかいにピッタリですね。


トヨタ、ホンダ、日産という3大メーカーの車種以外で最上位だったのは、「ソ・ソ・ソーリオ♪」のCMでお馴染みスズキ・ソリオです。 25,260台で17位につけています。 ソリオは使い勝手がかなり良さそうですし、スタイルも良いので人気があるのも納得です。


少し前までハイブリッド車の代名詞というべき存在で、あちこちでその姿を見たプリウス。 2025年上半期のランキングは15位となっています。 「大衆車」のポジションから脱却した今も人気車種の一つ。 少々驚いたのはプリウスのすぐ上、14位にクラウンの名があること。 セダン、クロスオーバー、スポーツ、エステートの4タイプ合算の数字だと思いますが販売好調のようですね。 ランドクルーザーが22,051台で19位というのも驚きです。


輸入車ファンなら気になる「1番売れた輸入車」のランキングもチェック


軽自動車、登録車(5/3ナンバー)のランキングに続いて、輸入車のランキングも見てみましょう。 日本自動車輸入組合の「外国メーカー車モデル別新車登録台数順位の推移」という資料で、2025年4月~9月のデータになります。 こちらも上位5車種を見てみます。


1位/BMW「ミニ」/9,643台

2位/フォルクスワーゲン「ゴルフ」/5,106台

3位/メルセデス・ベンツ「GLC」/3,824台

4位/フォルクスワーゲン「T-Cross」/3,584台

5位/メルセデス・ベンツ「Gクラス」/3,498台


「ミニ」や「ゴルフ」といった、輸入車にあまり関心がない方でも一度は見聞きしたことのあるクルマが上位に来ていますね。 5位の「Gクラス(通称:ゲレンデ)」の最新モデルは、ベースグレードで1,800万円を超えるクルマです。 そんなクルマがわずか半年の間に、約3,500台も登録されているとは…。


今回のブログ「1番売れた人気のクルマ」はいかがでしたでしょうか? 今回ご紹介した各種データはインターネット上に公開されているものですので、興味のある方は検索・閲覧してみてください。 クルマの最新トレンドなどが見えてきて、意外とオモシロイですよ。

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