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  • 執筆者の写真Kendall Lab

聞いたことはあるけれど…オイル上がり/オイル下がりって何?対策は?

皆さんこんにちは!「ケンドルラボ」担当・ケン太です。

ドライブや洗車に不向きな冬の休日は、ついつい中古車検索サイトを閲覧して過ごしてしまいます。

閲覧中にとあるクルマが本気で欲しくなり、そのクルマについて深堀りすると「持病のオイル上がりに注意」との記述が。

皆さんは「オイル上がり」「オイル下がり」を経験したことがありますか?


幸いにも私はどちらも経験したことがありませんが、せっかくの機会ですから、今回のケンドルラボで「オイル上がり」「オイル下がり」について取り上げてみようと思います。

目を通して思い当たるフシがある方は、早めに対策を講じて愛車を守ってあげましょう。





同じエンジンの故障「オイル上がり」と「オイル下がり」その違いと原因


今回のテーマ「オイル上がり」と「オイル下がり」とは、エンジン内部の部品が劣化するなどして、エンジンの燃焼室にエンジンオイルが入り込んでしまう現象のことをいいます。

オイル上がり・オイル下がりの発生に気付かない、原因がわからないなどでそのままにしていると、最終的にはエンジンの故障につながるため注意が必要です。


それでは「オイル上がり」と「オイル下がり」では、何がどう違うのでしょうか?

まず、エンジンオイルがピストンより下のシリンダー側から燃焼室に入り込む(上がってくる)のが「オイル上がり」。

逆に、エンジンオイルがピストンより上の吸気・排気バルブ側から燃焼室に入り込む(下がってくる)のが「オイル下がり」です。

次に、オイル上がり/オイル下がりそれぞれの原因を見ていきましょう。


オイル上がりのおもな原因として、ピストンに付いているピストンリングの摩耗が挙げられます。ピストンリングには(1)ピストンの姿勢や動きを安定させる(2)燃料の燃焼でピストンが受けた熱をシリンダーへ逃がす(3)燃焼ガスがシリンダー内に流れ込むことを防ぐ(4)シリンダー壁面の油膜を最適化(潤滑)するという働きがあります。

ピストンリングの摩耗が進むにつれて「4つの働き」は徐々に低下、さらにはシリンダーを損傷させることも。

それらの影響により、やがて燃焼室に入り込むエンジンオイルの量が増えていき、オイル上がりの症状が現れます。


一方のオイル下がりのおもな原因は、吸気/排気バルブのバルブシールの劣化です。

バルブシールが熱などの影響によって劣化(変形や硬化)することで、吸気/排気バルブから燃焼室へとエンジンオイルが入り込んでしまい、オイル下がりの症状が現れます。



「オイル上がり」「オイル下がり」になると、クルマにどんな症状が現れる?


オイル上がり/下がりのどちらも、「マフラーから白煙が出る」ことで症状に気付くことが多いようです。

マフラーから焦げ臭い白煙が出てきたり、白煙が止まらなかったりするのは、燃焼室に入り込んだエンジンオイルが、混合気と一緒に燃えているからですね。

そして、エンジンオイルの減りが早くなるのもオイル上がり/下がりの症状のひとつです。


さて、「マフラーから白煙が出ている」「エンジンオイルの減りが早い」といった症状が確認できた場合、次は「これはオイル上がり/下がりのどちらなのか?」という点で困惑してしまいます。

基本的には「高回転時(走行中)の白煙はオイル上がり」「低回転時(始動直後・アイドリング中)の白煙はオイル下がり」という見立てができるようです。


「いわれてみれば、オイルの減りが早くなったような気がする…」「白煙は出るけど、気になるほどでもないし…」「走行距離が増えてきたから、今のうちに対策を…」という程度のレベルの方は、次のような方法を試してみてください。



オイル交換のタイミングで試してみたい、オイル上がり/下がりの対処法


オイル上がり/下がりの兆候(白煙やオイル減り)が見られた場合の最初の対処法として、

「エンジンオイルの粘度を上げる(硬いオイルを入れる)」という方法があります。

たとえば、いつも使っているエンジンオイルが「0W-20」だった場合は「5W30」にするといった具合です。オイル上がり/下がりは、エンジンオイルが小さな隙間をすり抜けて燃焼室に入り込んで発生するので、「粘度を上げて隙間を塞ぐ」というイメージです。

ただし、低温側粘度および高温側粘度をいきなり2番手以上引き上げる(例:0W20→20W50 )ことはお薦めできません。様子を見ながら徐々に粘度を引き上げましょう。


オイル上がり/下がり2つ目の対処法として、エンジンオイル添加剤を使用するという方法もあります。

エンジンオイル添加剤には様々な用途・成分のものがありますので、オイル上がり/下がりに適したものを選んでください。

金属部分の傷や隙間を埋める、バルブシールの状態を回復させるなどの効果が期待できるものがあります。


ケンドルの製品ラインナップの中にも、「オイル下がり」や「硬化した各オイルシールの隙間からの漏れや滲み」に対して有効なエンジンオイルとブースターがあります。

それらはおもに「密封作用」を強化することでエンジンパフォーマンスを回復させようとする仕組みです。

エンジンオイルは「Kendall GT-1 Endurance 5W3010W3010W40」の3種類、ブースターは「Kendall GT-1 High Mileage Booster」です。



 

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