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イケてる軽トラ急増中!カスタムした軽トラック「アゲトラ」を楽しもう!

  • 執筆者の写真: Kendall Lab
    Kendall Lab
  • 4月18日
  • 読了時間: 5分

皆さんこんにちは!「ケンドルラボ」担当・ケン太です。 昨年、熊本県の阿蘇で1日を過ごし、夕暮れ時に熊本市内へとクルマを走らせていたときのこと。 甲高く、迫力のある排気音を奏でるクルマが、私の何台か前を走っていました。 わざわざ窓を開けて聞きたいほどの快音で、「昭和のスポーツカー」と予想。 ところが、その正体はまさかの「アゲトラ」でした。 暗くてよく見えなかったのですが、相当気合いの入ったカスタムが施されていたハズ。 また遭遇できることを楽しみにしています。


今回のケンドルラボのテーマは、もちろん「アゲトラ」です。 カスタムにはそれほど興味がない私ですが、アゲトラは素直に「面白そう!」と感じたのでちょっと調べてみました。



車高が上がれば気分もアガる?「アゲトラ」ってどんなクルマ?


タイトルやイントロにある通り、「アゲトラ」とは「車高を上げた(リフトアップした)軽トラック」のこと。 どノーマルの軽トラには可愛らしい雰囲気がありますが、車高を上げて、大径のブロックタイヤを履かせてみると…何だか急に勇ましい乗り物に見えてくるのが不思議です。 ただ単に車高を上げるだけでなく、カッコよさを追求したり、実用性をアップさせたり、カスタムの幅が広く、自由度が高いこともアゲトラの大きな魅力です。


アゲトラのルーツを探ると、「仕事や趣味で使う軽トラの走破性アップを目的に車高を上げたら、そのスタイルが評判になり広まった」という説や「とあるカスタムショップがサポート用の軽トラをオシャレにカスタムしたことがキッカケ」など諸説ありました。 人気に火が付いた時期については、2000年代後半からSNSやイベントなどを通じて認知されはじめ、2010年代後半からカスタムのひとつのジャンルとして確立されたようです。


アゲトラを手掛けるいくつかのショップのWebサイトを拝見しましたが、パーツの種類、カスタムのバリエーションがじつに豊富なことに驚かされます。 バンパー、フロントグリル、アンダーガード、オーバーフェンダーなどの多彩なパーツ、それらを使って制作されたコンプリートカーを見ていると、「カッコいい」「楽しそう」「乗ってみたい」といったポジティブな感想しか出てきません(小並感)。 余裕があれば、ホントに欲しいです。


注目が高まるアゲトラですが、海を越えたアメリカでも人気だそう。 製造から25年以上が経過した日本の軽トラックがアメリカに輸出され「Kei Truck」としてブームに。 おもに農地や牧場などの広大な土地を所有する人、趣味で野山を巡る人などが軽トラを購入するそうですが、アゲトラのカスタムを楽しむ人も増えているのだとか。


アゲトラで定番のベース車両「ダイハツ・ハイゼット」と「スズキ・キャリイ」


どんなスタイルに仕上げるのか?どんな風に使うのか? インターネットや雑誌などの画像や情報を参考にイメージを膨らませ、自分だけのアゲトラを作り上げていく…その過程を想像するだけで楽しくなってしまいます。 ところで、アゲトラのベース車両にはどんな車種があるのでしょうか?


残念ながら、RRで「農道のポルシェ」と呼ばれた「スバル・サンバートラック」は2012年に、MRで「農道のフェラーリ」と呼ばれた「ホンダ・アクティトラック」は2021年にそれぞれ生産を終了。 定番車種のひとつだった「三菱・ミニキャブトラック」も2014年に生産終了しており、熾烈な競争を繰り広げてきた個性的な軽トラックたちは、軒並み市場から姿を消しています(アクティトラック以外は車名を残してOEM車に)。


したがって、これから新車でアゲトラを楽しむなら、基本的には「ダイハツ・ハイゼットトラック」か「スズキ・キャリイ」のどちらかを選ぶことになります。 二者択一となると「選択肢が狭まる」「オリジナリティを発揮できない」などと考えがちですが、アゲトラに関しては心配ご無用。 両者ともにパーツが豊富に出回っており、カスタムに関する情報も至るところで入手できるので、「自分だけの1台」に仕上げていくことができます。


また、スズキ・キャリイのOEM車となるマツダ・スクラムトラック、三菱・ミニキャブトラックや、ダイハツ・ハイゼットトラックのOEM車となるスバル・サンバートラックを選ぶと、「外観の違いで個性を出しながら、兄弟車とパーツを共有できる」というメリットを得られるとのこと。 なるほど、カスタムにはそういう視点も大切ですね。


新車へのこだわりがなく、スタイルや希少性、乗り味、走破性などを重視して、敢えてアクティトラックやサンバートラックでアゲトラを楽しむ方も多いようです。 パーツの豊富さだけでなく整備や車検までを考慮すると、現行のハイゼットやキャリイが有利ですが、クルマは「個性のカタマリ」と考えるのなら、多少の不便も楽しみに変わりそうです。


これからアゲトラを楽しむ際に、注意すべきポイントは?


個性的なスタイルや走破性、さらには利便性などのメリットも得られるアゲトラのカスタムですが、いくつかの注意すべきポイントがあります。 アゲトラの特長である車高については、車検証に記載の車高より4cm以上アゲてしまうと車検に通らなくなります。4cm以上アゲる場合は、陸運局で構造変更の手続きが必要です。 その辺りはアゲトラに詳しいショップなどにアドバイスを求めて、適切に対応しましょう。


当然ながら、車高を上げると重心が高くなることで、乗り心地や安定性も変わってくることも考慮しておきましょう。 タイヤ・ホイール径が大きくなり、ブロックタイヤを装着するなどすれば、燃費にも影響があります。 何より、カスタムにかける予算には要注意!ハマってしまうと大変なことになるので、ほどほどに。


愛車のメンテの基本となるオイル交換では、エンジンオイルにもこだわりたいもの。 軽トラ・軽バンのエンジンオイルといえば、ケンドルの「Kendall GT-1  High Performance 5W30」がイチ推しです! 見た目のカスタムはもちろん大切ですが、羊質虎皮とならないように心臓部であるエンジンのケアにもこだわりを持ちましょう。 日頃から酷使しているエンジンほど、ケンドルエンジンオイルの良さが体感いただけるかと思います。


なお、軽トラ・軽バンのオイル交換に関する情報は、過去のブログで詳しくご紹介していますので、よろしければそちらもご覧ください。


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