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  • 執筆者の写真Kendall Lab

マイルド?ストロング?48V?ハイブリッドの種類と違いについて

皆さんこんにちは!「ケンドルラボ」担当・ケン太です。

お盆休み中に動画投稿サイトを見ていると、あの2BOXタイプの商用車の広告が流れてきました。

目についたのは「燃費の良い商用車」「優れた燃費性能」「CO2排出量の削減」等の文言。

そういえばハイブリッドの設定もありましたね。最新のハイブリッドモデルは、よりパワフルでスムーズになったそうなので、高速道路をカッ飛んでいく姿を目撃することが増えるかもしれません(笑)


さて、今回のケンドルラボはタイトルの通り、ハイブリッドの種類と違いなどに関する話題です。

ご存知の通り、クルマにおけるハイブリッドとは、エンジンとモーターといった2つ以上の動力源の組み合わせのこと。ひと口にハイブリッドといっても、種類によっては仕組みや性能が大きく異なってきます。

今回は「マイルドハイブリッド」と「ストロングハイブリッド」の違いを見てみましょう。




同じハイブリッドでも「マイルド」と「ストロング」には大きな違いがある


「燃費が良い」「静粛性が高い」「走りが爽快」「環境に優しい」など、さまざまな理由でハイブリッド車が高い支持を得ています。

しかし、ハイブリッド車にはマイルドハイブリッドとストロングハイブリッドという、2つの異なる種類が存在していることをご存知ない方も少なくないようです。


ハイブリッドの種類でいう「マイルド」とは「穏やかな」「控えめな」といった意味で、一方の「ストロング」とは「強力な」「力強い」といった意味が当てはまるでしょうか。

それでは「穏やかな」マイルドハイブリッドと、「強力な」ストロングハイブリッドの違いとは、いったい何なのでしょうか。

最もわかりやすい違いは「モーターだけで走行できるかどうか?(モーター出力の大小)」という点です。


マイルドハイブリッドの目的・役割は、アクセルを踏み込む必要がある(ガソリン消費量が増える)発進や加速の際に、モーターの力でエンジンをアシストするというもの。

マイルドハイブリッドのモーターは、エンジンのアシストを目的としているので、モーターの力だけで走行することはできません。逆にストロングハイブリッドは、強力なモーターを搭載しているため、モーターの力だけで走行することもできるのです。

ちなみに、マイルドハイブリッドという技術は1999年にホンダ「インサイト」に搭載されたものが世界初の量産型といわれています。


「マイルド」と「ストロング」には、モーターの力強さ以外にも違いがあります。

マイルドハイブリッドは「エンジンのアシスト」が主目的なので、システム全体を小型・軽量にできますし、構造がシンプルなので製造コストを抑えられます。一方のストロングハイブリッドは強力なモーターと大容量のバッテリー等を必要とし、システム全体のサイズが大きく、構造も複雑になります。

さらには高度な制御技術も必要ですし、製造コストも割高に。

それでも、燃費や走りはワンランク上。それぞれに一長一短がありますね。


マイルドハイブリッドは小型・軽量・安価という特長を持つことから、日本国内では軽自動車やコンパクトカーに採用されることが多く、それとは逆の特長を持つストロングハイブリッドは、ミニバン、SUVなどを含む普通乗用車に採用されることが多くなります。

クルマのサイズ、用途、ユーザー層などなど、さまざまな条件やニーズをもとに、マイルドハイブリッドとストロングハイブリッドの使い分けがされているのですね。


欧州で主流となっているマイルドハイブリッドは「48Vハイブリッド」


日本国内ではストロングハイブリッドが主流となっているイメージがありますが、欧州ではマイルドハイブリッドのほうが主流のようです。

欧州で主流のマイルドハイブリッドは「48Vハイブリッド」と呼ばれるもので、一般的な車載電源「12V」の4倍にあたる「48V」に電圧をアップし、モーターの駆動力をより力強いものにしています。


この48Vハイブリッドは、ドイツが誇る5大自動車メーカー(ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ)からスタートしたものだそう。

欧州では厳しい排ガス規制に対応するために、さまざまな環境技術が生み出されていますが、この48Vハイブリッドもそのうちの一つ。

2013年には前述のドイツ5社によって48V電源の標準規格が作られ、欧州のその他の自動車メーカーや部品メーカーが追随。現在に至ります。


規格が標準化され、仕組みも比較的シンプルなためか、48VハイブリッドはBosch(ボッシュ)、Continental(コンチネンタル)、Magna International (マグナインターナショナル)、Schaeffler (シェフラー)、Veleo (ヴァレオ) 等がコンポーネントまたはモジュールを自動車メーカーに供給しています。

かつては彼らのうちの1つが日本市場に48Vハイブリッドを供給する計画を発表していましたが、計画は頓挫してしまったようです。



ハイブリッド車にも対応するケンドルの「長持ちエンジンオイル」


通常、ハイブリッド車には「0W16」や「0W20」といった低粘度のエンジンオイルを使用します。

日本の自動車メーカー純正エンジンオイルには、「0W8」という超低粘度のものも用意されています。

ハイブリッド車のエンジンには、モーターとの切り替えがあったり、油温が上昇しにくかったりといった特長がありますし、燃費追求のためにエンジン内部の抵抗をできる限り抑えなければならないので、低粘度のエンジンオイルが必要になります。


ケンドルのエンジンオイルの中でハイブリッド車にとくにオススメなのは、「GT-1 Max Motor Oil with LiquiTek 0W16」、「GT-1 High Performance Motor Oil with LiquiTek 0W20 」です。

いずれも低粘度指定のハイブリッド車やエコカーに最適なエンジンオイルで、低粘度にも関わらず強力な油膜を保持。5,000kmまたは6ヵ月での交換が推奨される「おまかせエンジンオイル」とは異なり、16,000kmまたは1年(シビアコンディションの場合は10,000kmまたは1年)での交換でOKとなる「長持ちエンジンオイル」です。


 

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