Kendallラボ担当の「ケン太」です!
エンジンオイルについて、役立つ情報を発信していけたらと思います。
今回が初投稿!よろしくお願いします!
「クルマやバイクに必要なメンテナンス」と聞いて、真っ先にイメージするのは「エンジンオイルの交換」ではないでしょうか?
オイル交換の大切さは、多くの方がご存知だと思いますが、そもそもエンジンオイルはどんな役割を果たしているのでしょうか?
今回のKendallラボで、エンジンオイルの役割を簡単におさらいしてみましょう。
エンジンオイルの大切な「6つの役割」
それでは早速、エンジンオイルの役割をご紹介していきます。
エンジンオイルの役割には、大きく分けて以下の6つがあります。
<1>エンジンをスムーズに動かす「潤滑作用」
クルマやバイクのエンジン内部では、ピストンやクランクなどの高速で動く部品がたくさんあります。それらの部品をスムーズに動かしたり、部品同士が接触して摩擦や摩耗が大きくならないように潤滑するのが、エンジンオイルの役割の大切な役割です。
<2>エンジン内部をキレイにする「清浄分散作用」
ガソリンを爆発・燃焼させたエンジン内部には、ガソリンの「燃えカス(スラッジ)」が残ります。また、少しずつ摩耗した部品などの小さなゴミも発生します。エンジンオイルがエンジン内部を循環することで、燃えカスやゴミなどの付着を防いでいます。
<3>高温になるエンジンを冷やす「冷却作用」
ガソリンの爆発・燃焼のほか、高速で動く部品の摩擦などによって、エンジン内部は非常に高温になります。
エンジンオイルには、エンジン内部を循環しながら熱を吸収し、エンジンを冷却するという大切な働きがあります。
<4>エンジン内部をサビから守る「防錆(ぼうせい)作用」
ガソリンの爆発・燃焼で発生した水分が蒸発しなかったり、エンジン内部で結露が発生したりすると、エンジン内部に錆びが発生することがあります。エンジンオイルの油膜が金属の表面を覆うことで、エンジン内部の錆びの発生を防ぎます。
<5>燃焼ガスが漏れ出ることを防ぐ「密封作用」
ガソリンが爆発・燃焼するシリンダーと、シリンダーの中で上下運動するピストンとの間には、わずかな隙間があります。エンジンオイルはその隙間を埋めて密封し、シリンダー内の燃焼ガスが外に漏れ出て、シリンダー内の圧力が弱まる(=パワーを失う)のを防ぎます。
<6>爆発の強い衝撃を和らげる「緩衝(かんしょう)作用
ガソリンを爆発・燃焼させるエンジンには、常に大きな衝撃が加わっています。また、高速で動く部品同士の摩擦も激しいものになります。エンジンオイルは金属の表面に油膜を張ることで、衝撃や摩擦などから部品を守るクッションのような役割を果たしています。
「エンジンオイルの役割」のおさらい、いかがでしたか?
エンジンオイルの役割を知ることが、適切なタイミングでのオイル交換の必要性、さらには「自分のクルマやバイクに合ったエンジンオイルを選ぶ」ことの大切さを再認識していただくきっかけになれば幸いです。
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