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「あまり乗らないクルマ」は、オイル交換をしなくて良い?

皆さんこんにちは! Kendallラボ担当のケン太です。

最近、“密を避ける”ために、クルマやバイクで通勤する方が増えていると聞きます。

私の場合、移動手段のほとんどはクルマです。

雨が降れば近所のコンビニにもクルマで…そのくらいクルマに頼っています。


私とは反対に、週末の買い物、たまにドライブという程度で「あまりクルマに乗らない」という方や、出番の多くないセカンドカーをお持ちの方もいらっしゃると思います。

「あまり乗らないクルマ」のオイル交換、どのようにされていますでしょうか?




エンジンをかけなくても、エンジンオイルは劣化する


ごく稀に「あまり乗らないから、オイル交換は車検ごとに」という方がいらっしゃるようですが、「あまり乗らないクルマ」にも定期的なオイル交換は必要です。2~3年のインターバルでのオイル交換はエンジンに良くありません。


これまでのKendallラボでお話ししてきた通り、エンジンオイルには「エンジン内部をキレイにする」「エンジンを熱から守る」などの役割があります。したがって、程度の差はあるにしても、クルマを使うたびにエンジンオイルは確実に劣化していきます。つまり、「エンジンオイルは消耗品」なのです。


では、「クルマを使わなければ、エンジンオイルは劣化しないのか?」というと、決してそんなことはありません。エンジン内部は“密封状態”になっているとされていますが、完全な密封状態ではないため、エンジンオイルは酸素に触れて徐々に「酸化」していきます。たとえエンジンオイルの見た目がまだ綺麗な状態であっても、時間の経過とともにオイルは酸化しています。


また、気温の変化などにより、エンジン内部に結露が発生することがあります。そうなると、エンジンオイルに水分が混入し、エンジンオイル劣化の原因になります。いわゆる「チョイ乗り(短距離走行)」が多い場合も同様です。エンジンの温度が十分に上らず、エンジン内部の水分が蒸発しないことで、エンジンオイルに水分が蓄積され、最悪の場合はエンジンオイルが「乳化」してしまいます。


以上のような理由で、エンジンオイルは走行距離数だけでなく、クルマの使い方に応じて期間(時間)でも管理することが大切なのです。



長く乗らないクルマでも、たまにエンジンを始動しよう


オイル交換の話題からは少し外れますが、「あまり乗らないクルマ」は、「ドライスタート」という別の問題についても考える必要があります。


「あまり乗らないクルマ」は、エンジン内部にエンジンオイルがきちんと行き届いていないことが多くなります。また、エンジンを停止してから時間が経ちすぎると、エンジンオイルがエンジン内部や部品の表面に留まらず、エンジンの下のほうに落ちてしまいます。


そのような状態でエンジンを始動すると、エンジンオイルによる潤滑作用が働かず、エンジン内部の部品同士の摩擦が非常に大きくなり、エンジンを傷めてしまうことになります。これは「ドライスタート」と呼ばれており、エンジンにとって“もっとも良くないこと”に挙げられるもので、トラブル発生のリスクが大きくなります。


「豪雪地帯で冬場はクルマが使えない」「滅多に乗らないセカンドカーがある」など、長期間にわたってクルマを使わないこともあるでしょう。そのようなクルマについては、次の使用時にドライスタートになることを防ぐために、たまにエンジンをかけてあげてください。